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Backup / Recovery / Archive Fundamentals

バックアップ・復旧・アーカイブの基礎と設計
Backup、Recovery、Archiveの考え方を、基礎から復旧設計、セキュリティ、保存期間、法務・プライバシーまで整理する自己学習用の技術資料です。

Status
Version 1
Scope
7 Parts / 18 Chapters + Capstone
Language
日本語
Type
Book
Introduction

はじめに

Backupという言葉を聞くと、多くの場合、まず「データを別の場所に保存すること」が思い浮かびます。

しかし、実際に障害や侵害が起きたときに問われるのは、Backupが存在するかどうかだけではありません。必要な時点のデータを取り出せるのか。システムを利用できる状態まで戻せるのか。そして、その復旧手段そのものが攻撃や障害の影響を受けていないか。こうした点まで考えて初めて、BackupはRecoveryにつながります。

本書は、特定製品の操作方法を説明するためのマニュアルではありません。Backup、Restore、Recovery、Archive、Retentionといった考え方を整理しながら、何を守るのか、何に備えるのか、どの程度まで復旧できる必要があるのかを、自分で考えられるようになることを目的としています。

主な対象は、RestoreやRecoveryに利用するデータやシステム状態のコピーです。実際のRecoveryでは、交換用機器、代替設備、代替拠点、人員、通信手段なども重要になりますが、それらを含むBCPや事業継続全般を網羅することは本書の目的ではありません。

また、現実のインフラでは、すべてのシステムに最高水準の保護を適用できるとは限りません。コスト、人員、時間、運用負荷には制約があります。そのため本書では、「理想的な対策をすべて実施できるか」だけでなく、何を優先し、どのリスクを低減し、どのリスクを残すのかを判断する視点も重視します。

Chapter 1からChapter 3ではBackupとRecoveryの基本を整理します。その後、業務要件、RTO/RPO、Recovery Priority、Failure Domain、ランサムウェアや特権侵害への備え、Cyber Recovery、Test / Exerciseへ進み、最後にArchive、Retention、法令・Privacy・Contractとの関係を扱います。Capstoneでは、それまでの考え方を一つの架空ケースにまとめます。

最初からすべてを覚える必要はありません。本書を読み終えたときに、「Backupがあります」という説明だけでは足りず、「何から、どの状態へ、どのように戻せるのか」を確認できるようになっていれば、この本の目的は達成されています。

Book contents

本書の構成

Part I — BackupとRecoveryの基礎

Part II — 何をどこまで守るのか

Part III — Backupを攻撃から守る

Part IV — Cyber Recoveryを設計する

Part V — Recoveryを検証する

Part VI — Archive / Retention / Legal

Part VII — Capstone

Publication status

公開状況

本ページは Backup / Recovery / Archive Fundamentals 日本語版 Version 1 の書籍入口です。

英語版 Version 1 は公開していません。PDF版の公開は現在保留しています。

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