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はじめに — AIを使う前に、AIの全体像をつかむ
AIを使って文章を書いたり、コードを生成したり、調査や開発を手伝ってもらったりすることは、すでに特別なことではなくなりました。では、私たちが日常的に使っているAIは、本当に「考え」、「判断している」のでしょうか。なぜ、もっともらしく誤ったことを答えたり、実際には確認していないことを「確認した」と説明したりするのでしょうか。
「AI」と「LLM」は同じものなのでしょうか。AIが「検索しました」と答えたとき、本当に検索したことまで確認できるのでしょうか。「覚えています」と答えたとき、何がどこに保存されているのでしょうか。「テストしました。PASSです」と報告されたとき、その文章だけで作業完了と判断してよいのでしょうか。
この本は、こうした疑問を理解するための基礎を扱います。