Ransomware Frontline Report
11. 運用で押さえる要点を実践につなぐ
ランサムウェアへの強さは、特定製品の名前や攻撃グループの知識量だけで決まらない。自組織が何を守るかを知り、誰がどこまで届くかを制御し、異常を判断でき、侵害されていない根拠を持って重要業務を戻せるかで決まる。
最も現実的な次の一歩は、三つである。第一に、最重要業務を一つ選び、その依存関係と復旧順序を書き出す。第二に、その業務へ到達できる特権ID、外部公開面、委託先接続、バックアップ管理面をレビューする。第三に、隔離環境で復元し、業務責任者に再開を検収してもらう。この三つを繰り返せる組織は、脅威の名称が変わっても、防御と復旧の基礎を持ち続けられる。