Ransomware Frontline Report
このレポートの要点
ランサムウェアは、攻撃者が「復号鍵を売る」問題から、「組織が止まることと情報が出ることの双方に値段を付ける」問題へ変化した。したがって、対策もウイルス対策、バックアップ、社員教育を別々に置くのではなく、次の問いに答える形で統合する。
- 誰が、どの経路から、どの権限で入れるか。
- その権限で、どの管理面とどの重要業務に届くか。
- どの時点で異常として観測でき、誰が止めるか。
- 最悪の場合でも、何をどの順序で、安全な根拠を持って戻せるか。
- 顧客、委託先、規制当局、捜査機関に何をいつ説明できるか。
以降の章は、この五つの問いを歴史、現在の攻撃構造、防御、対応、実例、将来の順に掘り下げる。